メタボリックシンドロームの改善方法
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満が原因になって、高血圧や高血糖、脂質代謝異常などの病気が起こってしまう状態をいいます。
太っているから、内臓脂肪があるからメタボリックシンドロームという呼び名で呼ぶこととは異なり、病気がある状態を指します。
メタボリックシンドロームの改善方法は主に、食事療法と運動療法があり、どちらの場合も医師の指導の元で行うものです。
食事療法では、適正なエネルギー摂取が必要となり、細かく指導されることがあります。塩分は1日10g以下、こんにゃくやキノコなどの食物繊維を多く食べる、甘いジュースやお菓子は避けるなど、ダイエット同様の指導が行われます。
運動療法では、1週間当たりの運動量を基準にして考えることがあり、中強度の運動を長めに行う始動が行われます。
生活環境や個人の体力によってはこの限りではありませんが、どのくらいの強度の運動をどれだけ行うか、検討しながら進めることもあります。
メタボリックシンドロームの影響について
メタボリックシンドロームになると、糖尿病や高血圧、脂質異常症、心筋梗塞、脳卒中などの心臓血管疾患のほか、認知症やがん、腎臓病なども引き起こしやすくなると言われています。
メタボリックシンドロームになったから必ず病気になるということではないものの、リスクが格段に高くなるため、日ごろからメタボリックシンドローム対策が必要になります。
平均的かつ誰でもできるメタボリックシンドロームの診断基準として、ウエストの測定があります。
ウエスト周囲をメジャーなどで測り、男性なら85センチ以上、女性なら90センチ以上の方はメタボリックシンドロームだと診断されます。
内臓脂肪が多く貯まっていることを示しており、大幅にオーバーしている場合は深刻な状況だと考えます。
その他にも、血液検査などで該当項目があるとメタボリックシンドロームに診断されます。