肥満と生活習慣病の関係
肥満の基準は日本国内と海外では少し異なり、海外ではBMI30以上、日本国内では25以上が肥満と判断されています。
日本の方が海外に比べて、肥満と判断する基準が厳しいものがあるという意味になりますが、この肥満と診断される状態は、さまざまな病気との関係があるため軽視禁物だと言われています。
肥満は生活習慣病のもとになると言うように、糖尿病や高血圧、痛風や高尿酸血症などの生活習慣病を引き起こすリスクが高まると言われています。
言われているだけではなく根拠ある説のため、肥満そのものが病気にかかりやすくするものとして認識した方が正しいといえます。
こうした生活習慣病は、日ごろの生活習慣が原因になっていることはもちろん、肥満状態を改善しないことが大きな問題となっています。
生活習慣病は、血管を老化させてしまうため、心筋梗塞や脳卒中の原因にもなります。
つまり大元をたどっていくと、肥満が全ての原因であるといえます。
肥満状態の方は、生活習慣病にかからないように肥満を改善することが重要で、万一生活習慣病が発症した場合は、悪くしないように治療に専念しつつダイエットをすることが重要です。
肥満と診断されていなければいいのか
肥満の基準は、あくまでも体重や身長との関係であり、メタボリックシンドロームの場合は各種データ的条件が揃うことが挙げられます。
こうした条件に該当しない場合で、肥満でもなく太ってもいない方でも、血液検査などを通して隠れ肥満かどうかをチェックする必要があるといえます。
見た目には太っていなくても、内臓脂肪型肥満として診断される可能性もあるので、定期的な健康診断などを行うか、血液検査などを行いつつ、しっかりチェックすることが必要なのです。
内臓脂肪型の方は内臓に脂肪がついているので、見た目は太っていません。
ですが十分に生活習慣病を引き起こすリスクがあり、生活を改善する必要があります。