人間の体は筋肉、脂肪、骨などで形成されていますが、これらの組織を体組成と呼ばれています。
見た目は普通の体型をしていても肥満と判断される事もありますし太っているように見えていて実はそれほどでもないというケースもあります。
詳しい部分までしっかり把握するために測定する事が多い体組成ですが、実際に体組成計どのような事が分かるのか見ていく事にしましょう。
体脂肪率
太っている人は脂肪の量が多いイメージがありますが、体重が多ければ太っていなくても脂肪の量が多くなる事があります。
脂肪の量より体重に対しての割合を確認して肥満かどうかを判断する事が大切になってきます。
体組成計で測定すると体重に対して脂肪がどのぐらいの割合を占めているのかを判断する事が出来る体脂肪率が分かります。
体脂肪率は男性の場合は10%から20%、女性の場合は20%から30%が標準と言われています。
標準値より高い場合は見た目が普通でも肥満と判断されてしまいます。
内臓脂肪レベル
脂肪は皮膚の下に蓄積されているイメージがありますが、内臓の周辺にも蓄積されている事があります。
内臓の周辺に脂肪が蓄積されていると病気にかかるリスクも高くなるのでしっかり把握しておかなければいけません。
体組成計で測定すると内臓脂肪レベルが分かるので健康に問題があるのかどうかを判断していく事が出来ます。
標準は10以下で15以上は高いと診断されてしまいます。15以上の場合はすぐに肥満治療を受ける事を検討する必要があります。
基礎代謝
日常生活の中で消費するエネルギーの量を基礎代謝と呼ばれています。
基礎代謝が増えると消費するエネルギーの量も多くなるので太りにくい体質と判断する事が出来ます。
年齢を重ねてくると基礎代謝が低下して太りやすい体質になるのでしっかり把握しておく事が大切になってきます。
体組成計で測定すると基礎代謝の量が分かるので確認しておきましょう。