シワを伸ばす効果に優れているため、美容施術のために用いられるボツリヌス菌。
ここではボツリヌス菌の美容効果についてまとめてみましょう。
ボトックス注射に用いられるボツリヌス菌とは?
ボトックス注射とは人気の美容整形であり、肌のハリ、たるみ、しわなどが気になる人がアンチエイジング効果を期待して行う美容整形になります。
しわを消すことができる人気のプチ美容整形であり、多くのクリニックで施術を受けることができます。
ボトックス注射はボツリヌス菌を注射するわけではなく、ボツリヌス菌が産生するA型ボツリヌス毒素と呼ばれるたんぱく質と血清アルブミン、塩化ナトリウムを含む薬剤を注射します。
A型ボツリヌス毒素はまぶたや顔面けいれんに対する治療薬としても用いられており、安全性が高く、効果もよいとされています。
ボトックス注射の作用持続期間は3~9ヶ月程度で、繰り返し注射をすることで、持続期間は長くなると言われています。
ボツリヌス菌が作用する仕組みとは?
筋肉は収縮したり、汗をかいたりするとアセチルコリンと呼ばれる神経伝達物質を神経末端から放出します。
この伝達物質の作用を弱くして、筋肉が働かないようにすることができるのがボツリヌス菌なのです。
ボツリヌス菌を注射することで、筋肉の収縮を防ぎシワやたるみを軽減できます。
また汗を出さないようにする作用もあります。
ボツリヌス菌は特に顔の表情じわに効き目があり、筋肉の動きを弱めて表情じわがでないようにしてくれます。
えらが張っている人、小顔になりたい人にもボトックス注射は効果的で、その他にも顔面けいれんのある方、眼瞼けいれんの方、脇汗や手汗がひどい多汗症の方にもおすすめの美容治療です。
ボトックス注射は医師の腕によって仕上がりが異なる!
ボトックス注射はただ注射をすればよい!というわけではありません。
対象となる筋肉、組織に特異的に効果がでるためには、注射の部位、深さを決定することが重要になります。